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チャンスを逃した日

話は前後しますが、私はその頃、女性ミュージシャンのスタイリングのアシスタントをしてました。その仕事が一段落ついたあと、昔、とある有名バンドで活躍され、知り合った当時はプロデューサーをされていた方に、他のミュージシャンのスタイリングの仕事の紹介を受けるために会いに行きました。

そこで『デモないの? 曲聴いてあげるよ。歌を歌えばいいのに』と言われました。

けれど、その頃から少しずつ歌えなくなった私には、気が重いお誘いでその場でお断り。

再びミュージシャン達のスタイリストアシスタントや雑誌のスタイリングをしました。

もちろん、私をデビューをさせようとプロデューサーが思っていた訳ではないです。 プロデューサーとして、色々なアマチュアの音楽を聴きたかっただけでしょう。ただ、こういうお話の時に『全く喜べなかった』というのが当時の私でした。

 

海外・・・そして再び歌に向き合う。

 

 

徐々に色々とリセットしてシンプルに考えたくなり、海外へ。

1年滞在し、そこで国籍・年齢に関係なく『人々の生活に音楽が自然と馴染んでいる環境』に触れ、もう一度『歌』に懸けようと帰国。

歌いついての悩みが解決できたら、自分がどのような過程を経て解決してきたのかを『同じような経験を持つボーカリスト』や『音痴で歌えない』など悩みのある方々に習得したメソッドを教えたいという気持ちでした。

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